PROLOGUE - 8/3
湯田中温泉付近個人T.T. (3.1km)
8月3日、第2回を迎えたTOUR DE 信州に参加する面々が長野県は渋峠のふもと、湯田中温泉近くの道の駅やまのうちに集結。今年の参加者は、京大サイクリング部・自転車競技部の10人に加え昨年に引き続き参加の庄司(東京農工大学)、庄司さんより年上の斎藤(名古屋大学)、ラエリアン・ラブバンクという不思議なチーム名の藤田(豊橋創造大学)、昨年山岳賞の桜井の友人という増井(大阪工業大学)、それに直前に申し込みをした小山(筑波大学)と京大以外で5人。人数は15人と少なめながら、6大学からの出場で多様な顔ぶれとなった。
当日、長野県は雲一つ無い快晴。道の駅には屋根もほとんど無くちょっと曇ってくれよというくらいの暑さ。だだっ広い国道292号のバイパスで3.1kmのプロローグ=個人タイムトライアルが行われた。
ゼッケンナンバーの大きい者から順に1分おきのスタート。京都大学BOMBの高橋から始まり、最後は昨年総合2位につけ今年NO.1をつける庄司がスタートする。庄司さんからは「このゼッケンは申し込み順です。昨年優勝の近藤さんのチームのエースが1番をつけるべきだ」という指摘。
さてそのプロローグ。7番手スタートの林に1分後にスタートした西村が迫るのが見えた。西村、好調かと注目を集めるがその後ろからなんとさらに1分後にスタートした小嶋が迫っていた。コースは5%くらいの傾斜の直線路だが、猛烈な向かい風でスピードに乗らない。その道をダンシングを混ぜ力強く走りきった小嶋が他を大きく引き離して優勝。登りを得意とする2位中村に15秒の差を付け栄光のリーダージャージに袖を通した。また3位には庄司が入り、1秒差で4位の東後を驚かせた。
またこの日、用事で夜に合流しプロローグに出走できなかった渡邉(京大自転車競技部)、篠塚(京大BOMB)は最下位の林(京大自転車競技部)の1割増のタイムで出走したと認める措置が取られた。