PROLOGUE - 8/11 Sat.
8/11 Sat. 余呉町 3.9km
TOUR DE SHINSHU2007開幕! 10周年記念大会、灼熱の余呉でスタート
1998年から始まったツール・ド・信州は、8月11日、滋賀県余呉町の余呉湖畔にて10周年記念大会の幕が開けた。
昨年の大会は、新潟県佐渡島から始まったが、今年は一気に西へと移動して滋賀県余呉町が開催地となった。最近は、南の静岡や東の佐渡を起点に遠くから信州へとアプローチするケースが多いが、今年のテーマは「西」から。大会が滋賀県に進出したのは初めてのこと。余呉湖畔でのプロローグを皮切りに、4つのステージを経て8月15日のゴール、八方尾根を目指す。
プロローグは、滋賀県北部に位置する風光明媚な余呉湖の周辺を半周する約3.9kmでおこなわれた。全コース平坦で、若干のコーナーはあるが難易度は高くないため平坦での独走力が試される。ただし前半が追い風、後半が向かい風で、何より36度を超える(日なたの体感ではおそらく40度以上)暑さが選手に襲い掛かった。
出走選手は43名。初出場のレイノルズ・ザック(ねこのじてんしゃ屋さん)が3番目の出走で5分23秒を出し、その後、渡邉(ナカガワAS.K'デザイン)が同タイムになり、しばらくトップタイムをキープするが、昨年総合3位の田端(spacebikes.com)が5分13秒と大幅に上回るタイムを叩き出した。その後、初出場の入江(シマノドリンキング)が、平坦路コーナーもダンシングの積極的な走りを見せて5分20秒、さらに昨年優勝の小嶋(TEAM COMRADE GIANT)が5分21秒となるが、田端には及ばず、力強い走りを印象付けた田端が初日プロローグの優勝を飾った。
今年も大会の上位常連選手の小嶋や田端の走りが光る形となったが、初参加の入江が2位になり、翌日からの山岳コースでどこまで上位選手をかきまわすかが見所になりそうだ。小嶋は10回に渡る本大会のうちの8回を参加しており、今年の実力にも注目したい。
なお、プロローグでは、大会初の催しとして、オフィシャルスタッフや、チームサポートの有志が前座のプロローグに参加し、オーガナイザーの近藤淳也をはじめとする8人が選手と同じコースを疾走し、大会の10周年を祝った(前座大会の優勝はTeam FITTEの加藤で5分41秒)。
小嶋(TEAM COMRADE)のコメント
入江選手は強いんじゃないか。優勝にもからんでくると思う。今年は(自分の得意な)夏なのに、調子があがってなくてやばい少しやばい。田端や入江に対する対策は特に考えていない。