HISOTRY 2005

選手レポート - 牛田光昭(チームミヤタ)

三年振りに信州に参加させていただきました。

前回は事故で途中リタイアだったため、コースの距離や傾斜角よりも、公道を走ることに緊張していました。

事故を起こしたためか、三年前にも実行委員をされていた方から顔と名前をしっかりと覚えられていて、絶対に迷惑はかけられないと、気を引き締め直していました。

ノートラブル、ノーパンク(ノーパンクもノートラブルなんですが)を合言葉に、安全第一に出走開始。

オーガナイザーの方からも、決して下りで勝負をかけないこと、上りでしか勝負しないことを繰り返し言われていたので、下りはとにかくゆっくり、卑怯だけどゆっくり安全に下っている人を見つけて、後ろについてラインを真似して下ること、上りをマイペースで走ることを考えて走りました。

第三ステージまでは中盤以降のハンガーノックが全てでした。一日目の兵越峠なんて時速3キロでしか上れなくて本当に死ぬ寸前でした。レース中、心拍が140を超えたことは一度もないのに走れなかった。大量のドリンクで胃腸が限界にまできていたせいで食事が摂れない。中盤以降、いったい何人に抜かれ、何分タイムを失ってしまったのだろう??息は上がらないのにいつもフラフラでした。

三回もバカをやってしまったから、四日目だけは前日からしっかり食いだめをして、朝飯を食べじっくり走り出すことに成功。兵越峠で時速3キロだったのに、あざみラインも途中まで39*21で上れたし、平均8キロくらいでスイスイ上れ(超激坂も普通に上れた)、まともに飯を食えない自分が情けなかったです。

他の方と同じように食事を取り、同じように坂を下り、平地を普通に走れるようになればもっと大会が楽しめそうです。

結局自分の力を出し切ることはできなかったけど、パンクは一度も起きず、事故もなし、完走もでき自分にとっては最高のできでした。勿論レースに全く絡んでいないのだから話になりませんが・・・。

またこんなに楽しい大会に選手として参加できるのが楽しみです。

役員の方々、一緒に走ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。