OTHER RACES 2002

第3戦 3月21日(木)

開催地京北町周辺 ABBコース
スタート時の天候 曇り
出走者20名 完走者18名

賞金総額1万円!第三戦は、疾風怒濤の20名出場!!

こんにちはー。今年の春は早かった!京都市内の桜はもう見納めですよっ、って書いてるまにソメイヨシノたちは散ってしまったわん。これからは新緑の季節、レースシーズンたけなわになりますねー。

さて、周山ロードは早くも第三戦に突入。3月21日、春分の日、おなじみ京北町・サンダイコーに最初に駐車場に到着したのは、ふだん見かけぬお人たち、そう、初出場のミネルヴァ集団!朝から春の嵐を思わせる強風のなか、続々とスタッフ&サイクリストが集まった。今回の出場者はなんと20名、前回(9名)の倍以上の数である!一回目から倍、倍で増えてる選手の数!このまま倍増してったらシーズン最後には鈴鹿ロード並の数になる??どうしましょどうしましょ(ってなるわけないやーん)。

ということで、今回の参加者は・・・常連さんの京大から矢澤、松村、山本、細川、フーバーからおひさしぶり・斎藤、チーム名をクラブアングルから一新したC.A.グッドウィルからは曽我、平井、キナン・ソレイユからはおなじみの辻に加え、野口が初参加。最近元気な京産大からは岩本と更に小林がホビー班を代表して出場、そして大阪大学からも白石と柳井のニューフェイスが登場。シマヅレーシングからはすっかり常連さんの栫井(かこい)、阿部、チームルパンから近江、そして、ようこそミネルヴァご一行様!村田、岡田、金森、南條の4名が堂々初参加を果たし、ベテランから新顔までバラエティに富んだ顔ぶれになったのでした。

この日、Aコース3周を予定していたが、試走したミネルヴァの選手たちから狭間峠で工事があり走行困難との報告をもらい、急きょ1周目のみ井戸峠を登りその後はBコースを2周する変形コースを採用することに決定(ミネルヴァずのみなさん、ありがとう)。11時5分、看板が飛んでくるんじゃなかろうかと不安になるよな強風のなか、戦いの幕は開いた。新顔の多い今回のレース、前評判では周山初登場のキナン・野口、阪大・白石らクライマーを周山ベテランの京大・矢澤、C.A.グッドウィル・平井、曽我あたりがどのように迎え撃つのか?スタートから緊張感が走る。

「な、なんやねん、このスピードは!」
スタートしてすぐ、サポートカーに戦慄が走る。サンダイコーを出て477号の平坦路、通常ならアップをかねてゆっくりと進む集団が今日はこれまでになく速い、速い!!一時は50km/hにせまる勢いでペースが上がっている。「誰がペースを上げてるんだろう?」憶測が飛ぶなか、集団前方では平井、曽我、そしてミネルヴァず達が軽快にペダルをまわす。後方ではあまりのスピードに山本や阿部、続いて研究続きで自転車おひさの松村までが早くも遅れ出してしまう。本当は観戦に来たのに、ついついレース魂がくすぐられて出場しちゃった阿部、「出なけりゃよかった・・・(T_T)」時すでにおそーし!

最初の難関、どりみん提供ジュースとゼリーのかかった井戸峠に入った。あいかわらずペースの上がるなか、「集団でいるのが少しうざかったから」ペースを上げたのは初参加の白石。徐々にふるいにかけられた選手たち。白石のペースアップに反応したのは、野口、平井、曽我、矢澤あたり。中でも曽我が激しく前に出ようとする。さらに白石は急坂で弾みをつけ、これに喰らい付くのは野口、平井。グイグイ行く白石に最後まで反応できたのは野口。ラストは白石が狙いどおりに賞品をゲット。堂々のトップ通過である。

【井戸】白石、野口 - - (5s) - - 平井- - (20s+TOP) - - 矢澤- - (25s+TOP) - - 曽我- - (1m+TOP) - - 辻- - (1m25s+TOP) - - 栫井、斎藤、近江、南條- - (1m40s+TOP) - - 村田 - - 細川 - - 小林、柳井- - (2m+TOP) - - 岡田 - - 松村 - - - 岩本 - - (4m+TOP) - - 阿部 - - 山本 - - 金森

「ああー、パンクしてしまいました」。ここで、京産のホープ・岩本が井戸で早くもリタイヤを喫してしまう。第一戦から好調の走りを見せていたので残念だ。トップは、下りで野口が白石を振り切り一時は独走状態になるが、白石と、彼に追い付いた平井が猛追し、162号に出る頃から3名のトップグループが形成された。約30秒遅れて矢澤、曽我の2名、さらに1分差で先程の井戸通過の辻から岡田までの10名が一団となって走行する展開に。ここでコースは五本松で右折し、Bコースに突入。

「そ、曽我さん速い・・・」。3人のトップグループと10人の追走グループに挟まれた格好となった矢澤と曽我。どうやら曽我が「ババ引き」でトップを追いかけ、次なる周山峠手前の平地で一気に15秒差に短縮!そして遂に峠の登りで「曽我さんの死にものぐるいのサポートのおかげ」で矢澤はトップに合流。新しくなった周山峠では、なぜか対抗車線からキナンジャージの選手が現われ、「あれ、誰か道まちがえた?」と思いきや岡崎和也選手が練習でこんにちは。そうこうしている間にチームメートの野口が今度は勢い強くトップ通過を果たし、平井、白石、矢澤と続く。アップもままならぬなか、遅刻の汚名を返上すべく脅威のサポートを繰り広げた曽我は1分遅れで通過したのであった。

【1st周山峠】野口、平井、白石、矢澤 - - (1m+TOP) - - 曽我 - - (1m40s+TOP) - - 辻、斎藤、近江、南條、小林、細川(順不同) - - 栫井、村田 - - 柳井、岡田

残すところあとBコース1周。峠からの下りでは野口が再び得意のダウンヒルで単独抜け出しを成功させ、国道162号手前では野口、10秒差で平井、そして矢澤、白石となるが、五本松で3名となりその後、野口を吸収(このあたり、白石くんのレポートのおかげです。サンキュー(^_-)。とどのつまり、優勝争いのメンツは再び野口、平井、白石、矢澤の4名となり、最後の周山峠までは虎視眈々のムードで展開。不気味なくらい淡々とローテーションがおこなわれたのであった。

そして最後の戦地、周山峠!のっぺりした最初の坂道で、早くもアタックが炸裂。「スプリント勝負じゃ勝ち目がないから、とにかく早めに飛び出したかった」という白石の作戦だ。しかし背中にピッタリと野口が張り付いてくる。一瞬、落ち着いたのも束の間、またもや白石!野口は一見、苦しそうな様子。しかしその右から平井がアタック。それにも白石が反応。さらに白石、続けてアタック。そんななか、急坂で矢澤が遅れ始める。勝負は平井、白石、野口に絞られた。と、またもや平井がアタック。しかしここで野口が最後に残ったパワーを炸裂!ラスト100mのところで一気にスパークし、激しいアタック合戦にピリオドを打ち、優勝賞金1万円をゲットー!戦いぬいた4名に続いては、前半大健闘の曽我、そして大集団の争いは辻、近江、南條、栫井、小林といった順でフィニッシュ。大きなトラブルもなく、無事に第三戦が終了したのでした。ほっ。

いやー。今回の戦いは、ほんまに見ごたえばっちりでした。最初から最後まで息をつかせぬ展開。初参加の白石、野口の両選手をはじめ、京産・小林くん、ミネルヴァずご一行様、そして常連の皆さん、ほんとにお疲れさま!ほんでもって、いつものようにレース中の取材やおいしーいおやつ(今回は、もみじまんじゅーとチョコ)を提供してくれたどりみんちゃま、ありがとう!

ということで、次回はナカガワさんの7ステージ前日の28日開催でっす。そしてその次は恒例の美山ロードのリハーサルをゴールデンウィーク後半におこなう予定(結婚一周年も近いワン)。みなさんのご参加、お待ちしていまーす。