第4戦 6月22日(日)
開催地京北町周辺 Hコース 75km
スタート時の天候 晴れ
出走者25名 完走者21名
梅雨の最中、どんよりとした曇り空のなか第4戦が始まった。
この日のコースは中盤の原峠が悪路であるうえに、スタート直後に雨が降ったため、落車の危険との戦いに なってしまった。実際、何人もの選手がスッテンコロリンを繰り返し、血だらけになってしまった。大きな怪我がな くて良かったが、天候とコースにもっと配慮しないといけないと反省。
参加者は今回も25名の大所帯。今年から「どんなに参加者が少なくても賞金は1万円を保証!」なんて仕組みを 作ったのだが、それをやりだしたとたんに参加者が増え、結局、我々が自腹を切る必要はなくなってしまった。 そこで、今回から「2位にも賞金3千円」を提供することに決定。別にうちがお金がありあまっている訳では(絶対に)ない。ただ、 それで選手が奮起し、良い走りをし、強くなってくれたらいいなと思っているだけだ。外食一回するよりも断然、利用価値のある 方法だと思っている。
さて、今回は常連の曽我と近江(C.A.グッドウィル。近江は今回からこのチーム)や辻、笹井(CCDキナン)、野口(今回はトレッ クで出場)、武山、西垣、若山、宮本、奥村(ルパン)、斎藤(foobar network)、渡邊(ナカガワ)、山本、細川(京大競技部)、島 (京大ウィルス研究所)、井上、井本、松井(KUCC)、栫井(Kyoto WP)、中村(まじりんぐ)といったメンバーに加え、向陽高校の 強豪・菊池、初の外国人選手、クラーク・アンディ、中西(チェブロ)、そしてシマノドリンキングから白石、岡が久々に登場して賑 やかになった。
スタートすぐに中西が集団から飛び出した。ひとつめの原峠に500円の賞金を出した中西みずから現金回収か?しかし5kmを過 ぎたあたりで曽我がアタックし、栫井、野口、笹井らが続く。続いて白石や細川も飛び出し、深見の500円は細川がゲット!
そしてくねくねと細い登りが続く原峠へ突入。ここでは白石が前に出て一気に集団をばらけさせ、峠をトップ通過。下りでは渡 邊、菊池が悪路のためパンク。細川もリタイヤしてしまった。
先頭は白石、曽我、野口、近江、辻、斎藤、井上がグループを形成。2周目の深見を過ぎて斎藤がパンクしてしまうが、懸命に 集団復帰。しかし急いではめたホィールがずれていたのと、車によるペーサーが強引だった(?)ために足は「売り切れ」になり 困憊の様子。KUCCの井上も遅れては必死でくらいつくなど苦しい様子。さらに積極走行だった近江も切れてしまい、優勝候補 は絞り込まれてきた。
そんな混沌のなか、二度目の原峠は曽我、野口、辻、白石の順で通過。原を下りたところで近江が(どんだけ攻めたのか・・・) またまたトップに返り咲いた。気付くと野口の肘に血が・・・。こちらはどうやら落車した模様。無事でよかった・・・。
フィニッシュはBコースに合流して周山峠だ。原峠が終わって集団はピリピリとした雰囲気に・・・。そしてここで満を持したか、曽 我がアタックをかける!が、野口が執拗に背中をとらえ、決まることはなく二人の熾烈なもつれ合いに突入。見てても苦しくなる ような「つばぜりあい」が続くが最後はフィニッシュぎりぎりのところで野口が曽我を突き放して連勝達成となった。
それにしても二人による攻防は緊迫感に満ちていた。周山ロードは公式レースではないが、峠の戦いの迫力はどのレースにも ひけを取らない凄みがある。選手の前を走るインプレッサに乗って、峠の戦いを観たい人はいつでも周山ロードにどうぞ。
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スタッフの角山純たん、今回もおつかれさまでした。展開メモをつけてくれたおかげで書きやすかったです!