第1戦 12月9日(土)
開催日12月9日(土)
開催地京北町周辺 Aコース 4km+13.6km×2周+11km=41.6km
スタート時の天候 晴れ
出走者6名 完走者5名
復活!世紀を越える周山ロード第1戦開催
木枯らし吹きすさぶ周山サンダイコー前駐車場。再びここを始まりの地に定め、京北に集うサイクリスト達の熱い闘いの火蓋が切って落とされた。
世紀を越える周山ロード第1戦。集まったのは、京大サイクリング部5名ならびにサイクリング部系競技部1名。先日の追いコンTT@花背にて前代未聞の新記録を樹立した男・斎藤をはじめ、メッセンジャー・松村、ミスター・パンクマン・福島、ムッシュー・ストイック・矢澤、大会初参加でサイクリング部のファッションリーダー(らしい)プチ小嶋、そして唯一、競技部からは前大会のシリーズチャンプ、伏見のヴィズィネスマン・東後が参加。2シーズン前の周山を賑わした現役競技部員はいない。どうもコンパやデートにうつつを…もとい多忙らしい。そんなわけで、少し寂しい6名という参加者で妙にアットホームな雰囲気のなか、午前10時20分スタートした。ほのぼの。
コースは懐かしのAコース3周。井戸峠を3回、狭間を3回登ったところでフィニッシュの約41.6km。
スタート直後から早いペースで集団走行が繰り広げられる。常照皇寺に入る手前の平坦路で斎藤がダッシュをかける。調子の良い斎藤は、あわよくばこのまま先行体制に入るつもりだったか、しかし「今日は勝ちます」と豪語していた矢澤などなどのチェックが入る。そのまま集団でひとつめの井戸峠に入り、序盤は先頭が福島、そして斎藤が激しいアタックを仕掛け、集団はあっというまに分断。峠に差し掛かる頃に矢澤がトップになって、そのまま斎藤に4秒差をつけて単独1位通過。
【1st井戸峠】矢澤 - - (4s+TOP) - - 斎藤 - -(25s+TOP) - -福島 - - (1m+TOP) - - 松村 - - (1m5s+TOP) - - 小嶋、東後
「今日は勝ちますよ」予言通り矢澤が猛攻
矢澤はそのまま1人で次の狭間峠まで必死で逃げ、トップ通過をゲットした後、追走してきた斎藤と平地でスピード力を発揮し斎藤に追いついた福島の2名に吸収される。矢澤、斎藤、福島の3名によるトップグループが形成され、そのまま次の井戸峠へ突入した。一方、松村、小嶋、東後の3名は1つめの狭間峠を下りきったところでトラックに「とーおせえんぼー」されてしまう不運に巻き込まれる。ここで、松村は風邪による不調でリタイヤを喫してしまう。
さて、二度目の井戸峠。今回も斎藤が果敢にアタックをかけるも、矢澤が粘り強い走りを見せ、斎藤、福島に3秒差で1位をゲットした。そのまま狭間峠でも1位をものにした矢澤、しかし斎藤も執拗に矢澤に食らい付く。福島も平地では猛烈な速さをキープしている。
【2nd井戸峠】矢澤- - (3s+TOP)斎藤、福島 - - (1m30s+TOP)小嶋- - (2m30s+TOP)東後
矢澤、強さを見せつけ斎藤、福島をねじ伏せる
いよいよ3人のまま最後の井戸峠に突入。峠の勝負は斎藤と矢澤に絞られ、福島が遅れ始める。「ここで矢澤に差をつけて逃げ切りたい」と、迫力の形相で登る斎藤だったが、この日は矢澤の方がパワーがあった。最後の井戸峠を僅差で矢澤が取り、そのまま2人は狭間峠へラストスパートを始めた。 井戸峠で遅れた福島。よもやここまでと思いきや、平地をTT状態で猛然と独走し、遂に狭間峠の手前で矢澤と斎藤に追いついてしまった。「福島さん、もっとレース上手になって~」とは斎藤のレース後談。それはともかく、周山ロード第1戦の闘いは、とうとう最後の狭間峠での闘いにもつれ込んだ。
「勝てないだろう、でも、せっかく追いついたのだから一発仕掛けてやろう」そんな思いを胸に渾身の力でスパートをかけた福島。斎藤も苦渋の顔つきで激しく前に出る。しかし登りの中盤から二人を押さえて力強いペダリングで優勝をもぎ取ったのは、公約を守り抜いた矢澤だった。その後、トップから4分25秒遅れでプチ小嶋が、8分25秒遅れで「ああーへろへろお」と言いながらも両手を上げて東後がフィニッシュ。おーつーかーれーさーまー!
レース後は、喫茶ゆうぼくみん@サンダイコーが開店し、なごやかな表彰式の後、ミルクティーと手作りケーキでにぎわった。レース中はずっと駐車場に貼り付けの刑になっていたしなもんは、ふてくされたのか、地面のウンチをふんで、みなから「くっせー」「うえー近寄るなー」と野良犬よばわり。いたく傷ついたのであった。
次回は1月13日開催
第2戦は1月13日に開催予定。メイン会場はいつでもサンダイコー。夜はお楽しみの新年会@近藤&岡崎邸でーす。ご馳走つくって待ってるでー。
選手はもちろんスポンサー、スタッフ、ギャラリー随時募集中。参戦レポート、観戦記、投稿まってます。 (レポート:岡崎れい子)