OTHER RACES 2001

第5戦 3月24日(土)

開催日3月24日(土)
開催地京北町周辺 Aコース 4km+13.6km×2周+11km=41.6km
スタート時の天候 晴れ
出走者23名 完走者19名

史上最多の23選手&賞金10500円!これまでにない熱きバトル!

 周山ロード第5戦。この日、おなじみのスーパー・サンダイコーの広大な駐車場が、華やかなレーサージャージに身を包んだサイクリスト達で埋め尽くされた(マジ本気)。

 前回の17名参加を大きく上回る23名の出場となり、いやもう、かなりの賑わいだ。しかも面子は関西レース界の第一線で活躍する実業団選手など初参加組が11名も含まれている。

 参加選手は、常連の京大自転車競技部から小嶋、西村、京大BOMBから矢澤と福島、foobarネットワークから松村、斎藤、関西クロス全戦参加で初参加の笹井(秀)、チェブロアートネイチャーの中西(今回はチームしなもん)、あづみのの榊間がひさびさの参加。Testach・内山は前回から。さらにチームメイトで、シクロクロス世界戦代表の辻浦が初参加。CLUB ANGLEからは、平井、森本、中田が二度目、新たに花岡が登場。そして、そーしーてー、若手では京産大から独立宣言(?)した中井と今春、立命大へ入学予定の佐々木(中西に強要され、今回はチームしなもん)、さらに、さーらーにー、Bee Clubのニューフェイス、笹井(誉)、長野高専から山本、ほんでもってぇー、ヤン車に乗って初登場はミネルヴァの廣瀬、きーわーめーつーけーは!バリバリの実業団、岩井の中田にキナンから日置と長野が参戦!!占めて23名である(選手紹介するのもひと苦労になってきた)。

 さて、今回は雪の心配もなく、コースは井戸峠と狭間峠ふたつの登りを擁するAコース3周(約45km)。午前11時30分、峠までの平坦路は事故防止の為、二つの班に分かれてパレード走行することになり、お喋りまじりのリラックスムードでスタート。

 約8kmの平坦路をクリアし、常照皇寺を通過したところでいよいよ正式スタート。先導車の青いインプレッサから近藤オーガナイザーが合図を送った瞬間、これまでの和やかムードが一気に消え去った。選手全員、まるで檻から解き放たれたライオンのように井戸峠の登り口を爆走。京大・西村や小嶋、Testach・辻浦や内山を中心に、まるで登りとは思えぬスピードでの峠争奪戦が始まった。

 しかしながら、やはり序盤で張り切りすぎたか、中腹あたりで全体のスピードが緩み始めた。バラケてきた集団の前方に位置するのは、小嶋(京大)、森本(ANGLE)、長野(キナン)、内山、辻浦(共にTestach)、矢澤(京大BOMB)、日置(キナン)。西村(京大)、松村、齋藤(共にfoobar)、平井(ANGLE)、福島(京大BOMB)、笹井(foobar)あたりが必死に先頭グループを追う。

 いよいよけいはんなTシャツがかかったひとつめの井戸峠が近付いてきた。リズミカルに登る辻浦、淡々とペダルを踏む長野あたりが本命か?そんな折、最終コーナー手前から必死の形相でアタックをかけたのは、一週間前の西日本チャレンジU23で優勝の快挙を成し遂げた小嶋(京大)。「いつのまにやら登りが強くなったボク」は、2位グループに5秒差で下りへと突入。

【1st井戸峠】小嶋(京大) - 5s - 森本(ANGLE)、長野(キナン)、内山(Testach)、矢澤(京大BOMB)、辻浦(Testach)、日置(キナン) - - 30s+top - - 西村(京大)、松村(foobar)、齋藤(foobar)、平井(ANGLE)、福島(京大BOMB)、笹井(fobar) - - 40s+top - - 中西(しなもん) - - 55s+top - - 中田(岩井)、佐々木(しなもん) - - 花岡(ANGLE)、中井

京大、キナン、ANGLE、Testachによる熾烈なトップ争い

 先頭グループは、井戸峠通過7位までのメンバーで形成、セカンドグループは西村から笹井までの6名で形成された。ふたつのグループの距離は目視で確認できる程度。しかし、セカンドグループは徐々にばらけ始め、中西、笹井、西村の三名となる。さらに狭間峠で「レストラン周山」マイクロバスに阻まれてしまう不幸!その間にトップの面子は着実にスピードをあげて距離をグングン開いてゆく。

 2周めの井戸峠に突入したトップグループでは、まず体調の良くない矢澤、続いて内山も若干遅れ始める。コンスタントに登りを攻めるのは長野。辻浦も手堅い走りを見せる。しかし、一周目同様、体をよじらせ悲壮感漂わせながらも最後の最後に前に出て峠を奪取したのは、小嶋であった。

【2nd井戸峠】小嶋 - - 10s - - 長野、日置、辻浦、森本 - - 内山 - - 25s+top - - 矢澤 - - 2m+top - - 西村、笹井、中西

小嶋、無念!井戸峠を制すも栄冠は長野にひっさらわれる!

 最終周に突入した。トップグループから遅れたのは矢澤、内山、日置。矢澤は、一旦コースアウトした初参加の笹井(誉・Bee Club)と山本(長野高専)と出会い、一時は三つ巴になってトップを追う展開となったがさらに二人を置いて孤独な追走を続行。一方、8位争いをかけたセカンドグループの中西、西村、笹井の三名は、二周目完了時に中西がアタックをかけて西村と共に笹井を引き離し先行。さらに後方から追い上げた中田、平井、佐々木がひとかたまりとなって井戸峠の下りで単独の笹井を飲み込み一団となる(この辺り情報提供:笹井さん@foobarありがとう)。尚、中井は中盤にスポークがとんで惜しくもリタイヤした。

 さて、小嶋、長野、辻浦、森本による最終周の井戸峠の争いは、まず森本が失速。トップ争いはいよいよ三名に絞り込まれ、今度も峠は小嶋が根性の1位ゲット!三名はそのまま平坦路を疾走し、闘いは最後の最後、狭間峠にまで持ち込まれた。

 静かに狭間峠の登りに差し掛かった三名。それぞれの走りをうかがいつつ、まずは辻浦が先行し、しばらく登り続ける。と、後半に至ったところで「ガマンしきれなかった」小嶋がアタックへ!しかしラスト100m、ギリギリの所で小嶋をかわしてゴールに飛び込んだのは、長野(キナン)だった。「ゴールが井戸峠だったら良かったのに…」という小嶋。「展開とコースに恵まれた」と言い、賞金を日置とワケワケした長野。井戸峠を全て獲った小嶋と、短い狭間峠で威力を発揮した長野、二人の明暗がクッキリ分かれた闘いのフィナーレであった。 3位は、二人に25秒遅れて辻浦。「もっと距離があってもいいなあ」とはレースの感想。4位は森本、5位は日置、6位は矢澤、7位・内山となった。

次回は4月15日開催

 史上最多人数となったが、大きな事故もなく無事に終了した周山ロード。しかしながら、コース説明が不十分で初参加の選手がコースアウトするアクシデントがあり、運営面では課題を残しました。今後の改善に御期待ください!榊間くん、辻浦くん、どりみん、おやつありがとう~。どりみん、ちかちゃん、竹政、スタッフお疲れ様。中西さん賞品の提供ありがとうございました。

 第6戦は4月15日(日)に開催予定。メイン会場はいつものサンダイコー。集合時間は午前11時集合とします。

 選手、スポンサー、スタッフ、ギャラリー随時募集中。参戦レポート、観戦記、投稿まってます。 (レポート:岡崎令子/写真・キャプション:近藤淳也)