OTHER RACES 2002

第8戦 11月17日(日)

開催地京北町周辺 Hコース スタート時の天候 晴れ 出走者12名 完走者10名

▼RACE REPORT

 お久しぶりでぇーす。ロードシーズンもほぼ終了、常連の皆さんのスケジュールがやっとこさ合った11月17日(MTB派の皆さんごめんなさい)、なんと4ヶ月ぶりの周山ロードがおこなわれたのでした。ところで周山って、いつからいつがシーズンなんでしょう?オーガナイザーに質問したところ「その年がそのシーズンです」ナルホド。ということで、今回は2002シーズン第8戦。いよいよ終盤戦に突入です。

今回の参加は12名。おなじみC.A.グッドウィル・曽我選手を筆頭に、KチームのT選手ことキナンソレイユ・辻選手、MTBの実力者・野口選手、引退の噂がちらつくも元気に参加の京大・矢澤選手、フーバー・斎藤選手ら常連さん。さらにFukadaまじりんぐの看板選手(?)・望月選手、チームを電撃移籍したストラーダレーシング・紀平選手、KUCCからは春原、田中の仲良し二人組、そして「あんにゃしんきょー」なるケッタイなチーム名で山本、木村、菊池の三選手が出場。スタッフは、ナニワ娘・どりみんちゃん、そして角山純子トレーナー&愛犬のゴンちゃん(ゴールデンレトリバー・♀)が登場。近藤家のしなもん、ゴンちゃんのやわらかい巨体にノックアウト!おい、ぷらむ(現在お見合い中の♀・コーギー・岡崎和也家の愛娘)とはどうすんねん!

それはおいといて、秋晴れが心地よい午前10時半、一行はサイクリストのオアシス・サンダイコーをスタート。今回のコースは本邦初公開。スタート後、いつもの周山峠を逆向きに走り宇津方面のフラットな田舎道を西へ。途中、狭くテクニカルな中地日吉線なる府道を登り持越峠をクリア、一路、日吉ダムへと向かう。温泉客で賑わうダムの西端から南側のアップダウンを駆け抜け、再び持越峠を目指す周回路を三周、ラストはスタート時通過した周山峠に戻る約70km強。初コースだけに何処がアタックポイントか、勝負の決定打はいつ放たれるのか?興味シンシンの第8戦である。

最初の周山峠は周回路までのアップ走行の様子、30km/h程度で集団が通過していく。車一台がやっと通れる程度の狭い持越峠に差し掛かるが、特にペースアップすることもなく登り中盤へ・・・と、ここで積極的に山岳ポイントを狙う曽我がスピードを上げ、集団は徐々にバラけ始める。望月、山本、木村らが遅れを取り、ひとつめの山岳トップ争いは曽我、野口、辻、矢澤、斎藤、紀平らが中心に、続いて春原、菊池、田中が必死に追う。急遽レースモードに入った一つ目の持越は曽我がゲット。

【1st 持越】曽我、野口、辻、矢澤、斎藤、紀平 - 5s - 春原、菊池 - 45s - 田中 - 1m15s - 山本、木村 - 3m - 望月

「春原、パンク!」峠の下りで立ち往生する春原、早くもパンクしてしまい集団から脱落。トップ集団は7名に絞られ一団のまま風光明媚な日吉ダムへと向かう。広々とした登りでアタックをかける者もなく淡々と進む。7名となった先頭集団は一周目を完了。息つく間もなく樹々生い茂る峠道へと入り、次なる持越の戦いへと突入。

登りに入って間もなく辻が積極的に前を引き始めた。紀平の表情が険しくなり、必死で前との距離を埋めようとペダルを踏む。ざわめく杉木立、狭き道を囲む色とりどりの紅葉がスタッフを魅了するも、選手達に美しい景色を味わう余裕はない(キザ~(*^_^*)。途中の急斜面で、なんと斎藤があっけなく遅れ始める。ペースアップした辻は勢いをとどめず、野口が背後にピッタリと付いている。さらに曽我、矢澤が続く。峠がせまったところで曽我が再び前に出る。二つ目の持越も、曽我が野口、辻、矢澤を引き連れトップ通過。登りで4人に10秒の遅れを取った紀平だったが、狭くコーナーの多い下りで前に追い付きトップは5名となった。タフガイ・斎藤どうした!?

【2nd 持越】曽我、野口、辻、矢澤 - 10s - 紀平 - 2m+Top - 斎藤

みかんに水、という奇妙な補給を持って選手にエールを送る純たん&ゴンちゃんのいる日吉ダム。一行は再び集団走行モードに入り、特に大きな動きはない。やはり持越だけに、勝負は最終周回に持ち越しか??(爆)ってなわけで、5名のまま三周回に入った周山ロード第8戦、後方では田中が先輩にならって(?)パンクの不運!迷子になってしまった菊地も残念ながらDNFとなってしまった。木村、山本、望月は単独走行。パンク修理を終えた春原も懸命に前を目指す。

いよいよ最後の峠道に差し掛かった。何と、杉林に入ってすぐに紀平が飛び出した!一気に4名を置き去り単独で逃げ始めた(命名:「紅葉だけに気分も高揚アタック」byれいこ&どりみん)。背後を何度か振り返る紀平だが、彼を泳がすつもりなのか、曽我、野口、辻、矢澤は反応しない。ダンシングのフォームもぐしゃぐしゃ、苦痛に満ちたものすごい表情で登る紀平にスタッフは「きっひー、やるぅ!」。しかし、峠がせまったところで紀平渾身の紅葉アタックは終わりを告げ、トップは5名に戻る。と、今度は矢澤が一気にスパーク!そうは問屋がおろさない、とばかりに周囲も一気に反応し、ほどなく最後の峠を曽我が連続奪取!

【3rd 持越】曽我、辻、矢澤、野口 - - - 紀平

峠で遅れた紀平、またしても下りで追い付くことが出来、5名は遂に最後のダムコースへ。おおっ!曽我が早くもスピードアップ、これに野口、辻、矢澤も必死に喰らいつく。峠で力を使い切った紀平はここで力尽きる。曽我をとらえた集団から今度は辻が激しいアタックを仕掛け一気に単独走行へ。曽我、矢澤の2名は追走、チームメイトの野口は背後に悠々と付いている。ダム東端に届いた辺りで辻はつかまり、続いて野口が飛び出した。しかしチェックは厳しくすぐに4名に戻り、紀平のみをふるいにかけた格好で4名での勝負は続く。

周回を終え、T字路を右へと曲がって一行はフィニッシュポイント・周山峠を目指すフラットコースへと突入。しばらくは互いの様子を窺い合うように淡々と集団走行が続く。おなじみの景色に囲まれ、綺麗に舗装された最後の峠がせまってくる。登りは目の前、覆道(段々のトンネルみたいなとこ)の直前、曽我が遂にアタック!「峠に入ってしまったら矢澤クンに持っていかれると思ったから早く仕掛けた」。曽我の思惑通り矢澤は反応出来ず、辻も遅れを喫する。しかし、虎視眈々と防衛線を張っていた野口だけはしっかりと曽我をマーク、曽我の背中をしっかりと離さず峠への戦いへともつれ込ませた。曽我、これまで。果敢なアタックを見せたものの、ラストは野口が力強い登りで勝利をゲット。見所満載の最終周回を締めくくり、賞金・1万円をものにしたのであった。

終わった後は、サンダイコーでココア片手にみんなほっこり。次回開催日について語り合ったのですが、結局いつになるかは決まらず。今のところ12月22日が濃厚か?最終戦でのポイントランキングにも注目したいものです。ではみなさん、寒さに負けず次回もがんばりましょー!寝坊しないで来てね、かこ様!スタッフのどりみん、純子さん、おつかれさまでしたー。
(レポート:近藤令子、取材サポート:神谷緑)


周山ロード第8戦:結果
★データベース不具合のため、順位のみ掲載します。