HISOTRY 2001

選手レポート - 渡辺高郎

今回のレースは初めから万全の状態ではありませんでした。リアの変速操作をするだけで肩に激痛が走るほどで、普通なら棄権していたと思います。しかし2週間前のインカレロード予選で一周目でパンクをしてリタイアしてしまい、力を出し切れずに非常に悔しい思いをしたので、頑張れる時に頑張っておこうと思い走る事にしました。正直なところ毎朝憂鬱でしたが、いざレースが始まると、緊張感もあってか痛みを忘れて走る事が出来たので、実際のタイムへの影響はあまりなかったように思えます。

筑波大学にはもう一人一年生の部員がいるのですが、自転車経験が同じ人といえば普段はその人くらいしかいないので、今回京大の一回生たちと自転車を通して知り合い、共に走れた事はよい経験になったと思うし、きっと今後につながると思います。 もちろん他の大学生の選手、社会人の方、そしてスタッフの方々と出会い、同じコースを走った事、この思い出を大切にしてゆきたいです。

それではまた来年、今度こそは皆さんに僕の健康な姿をお見せしたいと思います。僕にとってツールド信州は10代最後、21世紀最初の夏イチバンの思い出でした。(渡辺高郎)